カテゴリー別アーカイブ: マレーシアの自然

打ち合わせ渡航(その14)

6143416919292824月28日(渡航14日目)
パハン州Muadzam Shahからヌグリスンビラン州バハウに向かうバスの車内で撮影。 マレーシアのローカルバスの中には急行バスも顔負けの長距離を走行するものがあり、このバスの走行距離もきっかり100キロ、途中に街らしい街もなく(そもそも、Muadzam Shahがこの地域の開発の為に人工的に設けられた都市である)アブラヤシのプランテーションが果てしなく広がる中、点在する集落で乗客を拾いながらバスは快走する。本数は1日2本、街への買い物を手助けする中距離バスと考えるとこの運行本数は妥当なような気もするが、実態はどうなのであろう。 本日もやはり本数の少ないバス路線と適当な時刻案内により、7時間をバスターミナルで過ごした。旅行だったら一体何しているんだろう、という事になりそうだが、調査準備としては学ぶ事も多かったりもする。

打ち合わせ渡航(その13)

6138944519740064月27日(渡航13日目)
クアンタン郊外の山里、スンガイレンビン。 錫鉱山で栄えた街だそうであるが、現在は観光地として生き残りを図っている。のどかな雰囲気が大いに気に入った。 ちなみに、帰りのバスは学生で満杯。通学距離は結構長く20キロは乗っているのではないかという学生もいた。バスは時速80キロで走行する(マレーシアの一般道路の最高速度は90キロ)ので、それほど時間はかからないが。

613901101973341パハン州クアンタン市では、バス会社が倒産するなどバスの運営状況がここ数年で急激に悪化。公共交通維持のために政府は国営のバス会社を設立し、残存するバス会社を置き換えた。 国営バスは昨年12月に運行開始、それ以来、運賃無料サービスを続けている。私もその恩恵を受け、20リンギット(650円 マレーシアでは200キロ分のバス代に相当)分を無料にしてもらった。 先進国でも実施していないであろう壮大な社会実験であるが、その成果は微妙。確かにバスは混雑しているのであるが、乗客の多くは20歳前後の若者。車を持っていない世代の人間が、「バス代タダだし、街に遊びに行こうか」という感じで利用している雰囲気である(そもそも、国有化以前に比べバスの本数が減っていて、そのために混んでいる可能性がある)。自動車利用者層を掴むためには運賃無料程度では不十分なんだな、とよく言われている理論を実地で確認する機会となった。

補足:細かく調べると、既存のバス会社が廃業したのは国営バスの開業後で、円滑な置き換えが行われたのかどうかが少々怪しいところ。そもそも、華人が経営することが多い既存のバス会社は堅実経営で、車両の更新こそ遅いものの、運行時刻はしっかりしている事が多い。そこに大手資本や国が参加して、やや無計画に経営を行う事がマレーシアの地域バス経営の問題のような気もするのだが。

打ち合わせ渡航(その4)

6102516856716164月19日(金:渡航5日目)
研究計画の報告完了! 会場が用意されていて緊張した。 地方の公共交通政策、特に地域のモビリティの確保という、日本では当たり前のテーマだが、こちらではレアな研究が理解してもらえるかどうか・・・と心配であったが、好意的に受け止められて一安心。 タクシーの運転手が道を間違えて到着はぎりぎりだったが、「さすが日本人、時間に正確、マレーシア人もこうならないものか?」と言われる。「時間に正確なのは良いが、心の余裕を失っている」という持論で返すが、理解してもらえたであろうか、このあたりは研究上でもちょっとしたテーマになりそうである。

610359138994204リゾートホテルみたいであるが、ここがマレーシア国民大学の環境開発研究所
610362805660504反対側の写真 クアラルンプール郊外は開発が進んでいるが、元々は熱帯雨林で、都市化と環境保全の両立が強く求められている