ややこしいマレーシアの取り締まり

写真は少し前のものだが、陸上公共交通省(SPAD)のパトロールカー。
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昨日夕刻に買い出しに出かけたところ、鉄道駅の駅前のバスターミナル(駅前に高速道路があり、高速道路経由で郊外住宅地に行くバスの乗り換え拠点になっているセルダン駅)で陸上公共交通庁(SPAD)が取り締まりを行っていた。どうやらタクシーで違反行為がないか調べている模様だが、路線バスに関しても「敵」の民間バス、メトロバス(※)に対しては、「定位置にとまれ」と手厳しい。

ところで・・・マレーシアの取り締まりはややこしい。免許の件で何度か説明したが、マレーシアでは交通法規とか運転免許とかを警察が管理せず、道路交通局(JPJ)が管理している。そのため、交通違反の取り締まりは警察ではなく、JPJが行う。教習で行動を走っていた時に、このJPJのチェックを受けた事がある。仮免許の免許証なんて皆忘れがちなので、それを狙っているのかなあ、とその時はふと思った。
で、話がそれで済めばいいのだが、警察も別個に取り締まりをやっていて、警察署と交通警察で別々に取り締まりを行っているという。
どうにも不思議な話だが、公共交通の発達していないマレーシアでは道路交通が経済に果たす役割が大きく、道路関係予算は、全体の経済力が日本の10分の1の国なのに数兆円規模、ここで権限を集約してしまうと、巨額のお金が一か所でコントロールされる事になり、あまり宜しくないのだろうなあ、等々思ったりする。汚職や不正の除去が徐々に進められており、そうした問題も回避できるようになったせいか、徐々に権限の集約・整理が進められている印象がある。

※1990年代に勃興した新興バス会社、首都のバスが国営(Rapid KL)になる以前に首都のバス運行を引きうけていた与党政党のファミリー企業が保有するバス会社(Park May)が経営難に陥り、その際に多くのバス路線を引き受けたのが現在の繁栄の原点。傘下に大規模ドライビングスクールがあり、ヤマト運輸と提携してマレーシアのトラックの運転技術向上事業を実施中。そう思って見ると運転が無茶無茶荒いわけでもないのだが、バスは驚愕のボロさである。

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